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今更だけど、OK GoはPVだけが最高なバンドじゃない。

  • 吉下歳三
  • 2015年11月18日
  • 読了時間: 3分

早速だが、OK Goといえば結構前になるがPerfumeとコラボした曲「I Won't Let You Down」

で日本で一気に注目され、以前から様々なユニークなPVを生み出していたこともあって、か

なりの話題となった。しかし、見落としていないか。そもそも彼らは全てにおいてクリエイ

ティブな集団であることを。PV見て、あー面白いだけで済まされていいバンドでは決してな

いのだ。

とはいえ、やっぱりまずは彼らを一躍有名にした伝説のPV「Here It Goes Again」は見てお

こう。ミュージックビデオでグラミー賞とって他にもびっくりするくらい沢山の賞ノミネー

トされてと向かう所敵なしの最強PVだ。

良い。曲も良いし、ダンスのしょうもなさがまた良い。この曲は『Oh No』というアルバム

に収録されており、これはセカンドアルバムなのだが、海外では多くの場合ファーストアル

バムやファーストEPが評価され売れることが多く、それゆえに彼らはこのアルバム以降を取

り上げらることが多くファーストアルバムを見過ごされている。彼らのファースト『OK

Go』はガレージテイストのある曲やカントリー調の曲にポップを織り交ぜたバランス加減が

絶妙で非常に良いアルバムなので、是非聞いてみてほしい。

この曲はそのファーストの「Return」という曲で正統派のロックアンセムって雰囲気がびん

びんしてくる。曲ごとによって本当に彼らの多才さとアイデアの豊富さに驚かされるのだが

次に「What To Do」という曲も聴いてみてほしい。

途中で入る鉄琴とトロンボーンの音でおちゃめな彼ら独特の感じがものすごい出ていて、た

まらない。後のもはやアート作品とも言える「Needing/Getting」に繋がる雰囲気を持った作

品だと思うが、この「Needing/Getting」を聞いたときの衝撃はすごかった。ドラムのストリ

ートパフォーマンスでバケツや空き缶を使って演奏しているものはあるが、それをはるかに

超えたぶっ飛んだあまりにクリエイティビティに富んでいる作品となっている。

正直、大人が出来る限りふざけてる映像ともみて取れるが、パイプを使って低音の音階を作

っているなんかは感動した。ピアノ55台、ギター288本、手作り楽器1157個使ってるらしい

が、そこまでいくとふざけているとは言い難い、しかも途中からは車のアクセルのタイミン

グやら緊張感すら漂ってくる。これはPVとしても音楽としても面白いものだが、個人的に好

きなPVと歌は別にある。

これはもう意味がわからない。YMOの「君に胸キュン」みたいなふざけた中に真面目さとそ

れがゆえの滑稽さや毒みたいなものも感じるし、これは新しい形でのパンクなんじゃないの

かとすら思えてくる(笑)。そして、こういった可愛らしさみたいなものが評価されたのだろ

うか。なんと、あのセサミストリートに彼らは曲を提供している。

この曲を聞いて確信した。間違いない、彼らは天才だ。子供が聞いて違和感のない曲を書く

のはそうたやすいことではない。しかも、聞いて学べる、歌いたくなる、そんな曲を彼らは

書けてしまうのだ。すごい才能である。しかも、彼らはなんとゲームを発明して(簡単な連想

ゲームみたいなもの)それをアプリにしている。最後はそのゲームの彼らの紹介かつ説明動画

をみて締めくくろう。

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